メール配信(2014.12.01)

会員・保護者の皆様、いつもありがとうございます。
約束組手という稽古があります。
2人組になり、ある程度決められた技で
片方が攻め、片方はそれを受けて技を返すというものですが
先手の人が適当な攻撃をすると
受け手の人は出来ていないのに気付かない、
或いは気を抜いてしまうことがあります。
そんな時は、組をつくっている両方に
組手で受けが出来ないと痛い思いをするのは
自分であり相手なんだよと説明します。
それでも理解できない場合は強い強度で組手をさせる時もあります。
私は、多くのフルコンタクト空手道場が言う
打たれることで痛みを知り、思いやりの心を養う…という考え方には賛成できません。
多くの上級者は打たれ強くなっているため
痛みに対して鈍感になっているのでは?と思うからです。
思いやりの心は様々な人間関係の中で培われていくものだと思います。
未熟な後輩に先輩が技を教えてあげる時、
出来ていなかった時の自分のことを思い出す。
辛い時に優しく声をかけてあげたり
間違ったことをしていたら時には厳しく注意する。…等々
人に親切にされた人は他の人にも親切になります。
稽古中、先輩達が指示もしていないのに
幼年の生徒の面倒を見てくれる場面を見ることがあります。
そんな流れが出来ていることを嬉しく思います。
●イベント日程
12月07日(日) 冬季審査会
12月07日(日) 岡山地区忘年会
12月14日(日) 倉敷・津山地区忘年会
12月21日(日) 北分支部・合同稽古
12月27日(土) 稽古納め


●とくいく「論語」三十三(自分を磨くということを知る・七)
「書き下し文」
子曰く、
仁は遠からんや。
我、仁を欲すれば、
斯に仁至る。
●読み方
しのたまわく
じんはとおからんや。
われ、じんをほっせんとすれば、
ここにじんいたる
●とくいく「こども論語」訳
孔先生が言いました。
嘘を言わない正直な心と友達を思いやる心「仁徳」を
持てるようになるには、そんなに難しいことではありませんよ。
私は、人間として「正直で思いやりのある人間」になりたいという気持ちと、
真心を持って相手の身になって考えるように、
普段から心がけていれば、自然と心に「仁徳」が養われて行くものです。
●出典…論語(述而第七-二十九)/徳育学習会
最後まで読んでいただき有難うございます。