メール配信(2014.12.21)

会員・保護者の皆様、いつもありがとうございます。
昇級審査を受けるためには受審資格を得る必要があります。
まずは稽古期間と出席回数。
白~黄帯なら3ヶ月以上と24回以上の出席
緑帯以上なら6ヶ月以上と48回以上の出席です。
そして、緑帯から茶帯の場合は
型と組手の試合の出場経験が加わります。
緑帯までは、平均で3年程かかりますから
その間に出場して経験を積んだ方がいいよと呼びかけます。
ところが、本人達からは…
まだ実力がないから。勝てるようになってから…等と言います。
自分の実力を知り、課題を見つけるというのが競技試合という場ですから
スタート時点での考え方が間違っているといえます。
上手になる生徒(強くなる生徒)は実力のないうちから挑戦して
その体験を基に稽古をするようになります。
組手試合で負けて悔しい思いをすることも型試合で失敗することも
後々には、恥ずかしいといよりも、いい経験をしたと思えるものです。
毎年3月には春季交流試合が行われます。
まだ実力が備わっていないという人も
是非挑戦してもらいたいと思います。
●イベント日程
12月27日(土) 稽古納め
01月05日(月) 稽古始め


●今週の一言(196)
芸事で上達する人は
未熟なうちから披露する。
上達してからという人は
なかなか上手になれない。
●解説
徒然草より…芸事を身につけようとする人の中には、「未熟なうちは誰にも見せたくない。
練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」と言いがちです。
けれども、そういうことを言っている人が上手になった例はありません。
まだ未熟な頃から、上手い人たちに混ざって、バカにされて笑われて、
それでも恥ずかしがらずに稽古していれば、特別な才能がなくても上達していきます。
遠回りをすることも、変なクセがつくこともありません。
そのまま稽古し続けていれば、バカにしていた人たちを遙かに超えて、上手になっていきます。
人間的にも成長するし、周囲からの尊敬も得られものです。
いまは上手な人も、最初は笑われ、屈辱を味わっています。
れでも正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、上手になっているのです。
●参考…徒然草・第百五十段/兼好法師
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。