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若杉 直生 (三浜) 

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Byblacksabbath1104

若杉 直生 (わかすぎ なおき) 

三浜道場所属
高校3年生
2003年7月17日入会(空手暦11年5ヶ月)   
2014年10月5日昇段   


小学1年生の時に入会。競技試合には比較的積極的に参加をしていましたが、入賞の経験など目立った成績はありませんでした。同世代の仲間たちが大会で活躍したり、昇段していく姿を横目にコツコツと努力を重ね、学校の勉強などの理由で限られた時間の中稽古に励み昇段を果たしました。

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●稽古で得た経験を、新しい生活に活かしていく。 
私は小学一年生の時に空手を始めました。小さい頃から気が弱く大人しかった為、それを心配した両親が自分に自信が持てるようになれればと空手道場に通わせたそうです。しかし、空手には、あまり興味が持てませんでした。級も上がり、緑帯になる頃には稽古も段々と厳しく、難しくなり、毎週の稽古に行くのが面倒になってきていました。 

気付けば中学三年生になり受験のために三ヵ月程空手を休むことにしました。受験を終え、久々に道場に行き、驚きました。三ヵ月前まで同じ茶帯だった友人や後輩が黒帯になっていたのです。身近で自分と同じ帯だった人が黒帯になっていることは、かなりの衝撃的な出来事でした。

この時初めて黒帯になりたいと強く思うようになりました。私は型が苦手だったので、毎週居残りをしては先生や友人におかしいと所を指摘され、それが直るように練習しました。とこが稽古をすればする程おかしな点が浮き彫りになってくる始末で、「こんな状態で黒帯を取ることは出来るのだろうか」と思うことも多々ありました。

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それでも、少しずつ改善され、黒帯を目指して練習を始めてから何か月も経った後、ようやく審査を受けることを許されました。 審査が決まってから当日までは、今まで注意されてきた点、緩急、腰の高さ、気合などに気を付けながら、ただひたすらに型の稽古をしました。

 審査当日、かなり緊張しながら、会場入りしました。会場はいつも通っている道場だったのですが、いつもとは違う緊張感に、ますます体は硬くなるばかりでした。

 一次審査で型を演武する人は私を含めて三人。前の二人が見事な型を演ずる中、私は意外と落ち着いていました。以前だったら、道場の稽古中、皆の前で演武するだけで緊張して思うように体が動かなかったのに、その時はそれ程緊張せず、むしろ「あれだけ練習したのだから大丈夫。絶対に上手く出来る。」と、思えたのでした。

私の番になり、演武を始めると、腰の上下や姿勢、止めるべき所は止め、緩急を意識するなど、今までやってきたことすべてが出来ました。一週間後、結果発表の用紙には、一次審査合格と書いてありました。

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二次の組手審査では体力面に難があった為、いっそう苦労しました。パワー不足のため、相手にプレッシャーを与えることができなかったので、稽古の後、サンドバッグで打ち込みをするように先生にアドバイスを受けました。

しばらく続けていましたが向上したという実感もなく稽古が辛く、「キツイし、痛いだけでもう嫌だ。」と思う次期がありました。そのような気持ちが打ち込みにも現れていたのでしよう。「そんな気持ちの入ってない打ち込みなら何回やっても同じだ。」と藤島先生に言われることがありました。人が見てす分かるような態度で稽古をしていたのかと思うと、とても恥ずかしく、情けなく思いました。

 一次審査から約一年が経った、ある日、藤島先生から、秋の審査を受けたいかと尋ねられました。勿論受けたいと答えたところ、今日の組手(の内容)次第で考えると言われ、絶対に負けないと思いました。

しかし、結果は(有段者ですが)年下の後輩や社会人の後輩の人にボディーで倒されてしまいました。とても悔しい思いで一杯になり、今回の昇段は無理だと思いましたが、意外にも藤島先生は受けてもいいと言ってくれました。この貴重なチャンスを無駄にしない為に、短い期間でしたが最大限の努力をしました。体力をつける為に、夜走ったり、打たれ弱さを克服する為、打たせをしたり、今まで以上に気合を入れて打ち込みをしました。

 そして迎えた当日、一次審査以上の緊張で、無事に乗り切ることができるかどうかとても不安でしたが、池本先生や手伝いに来ていた友人達から励ましの言葉をもらい、勇気づけられました。この時の私には、とても心強いものでした。

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 組手をするときは、「前に出る。絶対に下がらない。」これだけが課題でした。なんとか一回目、二回目を戦い終えた後は、既にヘトヘトの状態でした。三回目の時には疲れて手数が減っても、常に前に出続けました。そして審査が終わり、なんとも言えない満足感でいっぱいになりました。

 それから一週間後、結果は合格でした。目標だった「黒帯を締める」まるで夢のようです。今までに何度も空手をやめたいと思うことがありましたが、やめなくてよかったと心から思います。

努力は人を裏切らない、今回の審査ではそれを改めて教えられました。空手を通じて、目標を達成するまで決して諦めてはいけないこと。そして、その結果は今までに積んできた努力に比例したものになり、更にそれは、自分一人で成し遂げたものでは無いということを教わりました。

黒帯になるまで多くの人に助けられました。藤島先生、池本先生、片山先生、先輩方、また、自分の為に時間を割いて手伝ってくれた、髙橋君(兄弟)や木村君。本当に感謝しています。これからは、黒帯として、後輩の良い見本となり、リードしていけるように、日々精進したいと思います。

また、私は四月から県外の大学に進学する為、約十一年間続けた空手から離れることになり、とても寂しいですが、今まで稽古で得てきた経験を、これからの新しい生活に活かしていきたいと思います。

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