メール配信(2015.05.11)

会員・保護者の皆様、いつもありがとうございます。
ある日の稽古のことです…
話をちゃんと聞いてから動作するように…と注意しても
聞いていない生徒がいたので
座らせて見学させたところ泣きだしてしまいました。
落ち着いてから…なんで座らせたか解る?…と質問します。
本人は僕が下手だから…と答えます。
そうではありません。
正しい形が出来て無いから他人と比べて下手だったから
等の基準で指導していたら、注意ばかりになってしまいます。
私はさっきよりも、昨日より、先週よりもよくなっていたら、
それを口に出して認めてあげたいと思っています。
この場合は出来るはずなのに、聴いてなかったことに気付いてほしかったのです。
最近映画になり話題の「ビリギャル」という書籍の著者はツィッターで…
子供に注意する時「何回言えばわかるの?」
答え:「500回」…とツィートしていました。
多くの人は2~3回言った時点で怒りはじめるので、うまくいかないそうです。
1回言ったらあと499回…これくらいの余裕を持って接していく覚悟が必要のようです。
●イベント日程
5月11日(月)~少年部演武会・体験入門会(本部管轄各道場)
5月17日(日)限定審査会(浦安体育館・武道場)
5月31日(日)岡山県大会(岡山武道館・本館)


●とくいく「論語」三十八(自分を磨くということを知る・九)
「書き下し文」
冉求曰く、
子の道を説ばざるに非ず。
力たらざるなり。
子曰く、
力足らざる者は、
中道にして廃す。
今女は画れり。
●読み方
ぜんきゅういわく、
しのみちをよろこばさせるにあらず。
ちからたらざるなり。
しのたまわく、
ちからたらざるものは、
ちゅうとせうにしてはいす。
いまなんじはかぎれり。
●とくいく「こども論語」訳
弟子の冉求が言いました。
「私は、先生から教えてもらった
善い行いを実行できたら大変嬉しいのですが、
なかなか力不足で実行できません。」と。
すると、先生が言いました。
「本当に、力が足らないのであれば、
学ぼうとする気も起きないし、
学んでも途中でやめてしまうだろう。
それなのに、お前は、学んだことを実行しないで、
自分はできないと始めから
決めているだけなのではないか。
お前には、学ぶ意欲があるのだから、
最初から自分にはできないと決めないで、
自信を持って行動することが
大切なんだよ」と教えてくれました。
●出典…論語(◇雍也第六-十二)/徳育学習会
最後まで読んでいただき有難うございます。