メール配信(2015.06.08)

会員、保護者の皆様、いつも有難うございます。
審査の学科の中でメンタルタフネスという項目があります。
競技スポーツで力を発揮するための考え方が整理された書籍から抜粋したものです。
要約すると…実力を発揮するためには
●感情をコントロールすること
●強い意志をもつこと
●他人や、環境に責任転嫁しないこと
…という内容です。
これら能力ではなく心構えです。
試合では、自分よりも格下の相手は圧倒するけれど接戦に弱い
或いは自分よりも格上の相手と試合をしたらあっさり負けてしまう
という人がいます。
まずは、試合場では勝っても負けても
姿勢と表情を崩さずキチンと相手と握手して礼をして相手を讃える。
普段の生活の中でも準備、行動、後始末をキチンとする。
そのような態度を習慣にしてみてください。
やがて、格上の相手でも接戦でも、実力を発揮できることでしょう。
●イベント日程
6月20日(土)極真連合会グラチャン(大阪)
6月21日(日)夏季審査会(岡山武道館・柔道場)
7月25日(土)~26日(日) 夏季合宿旅行



●今週の一言(212)
闘う構えは
己に対するもの。
相手に対しては
いつでも和やかにいなさい。
●解説
人には良くも悪くも競争意識があります。
競争することによって切磋琢磨し、向上するのであればいいのですが、
自分にとって都合の悪い結果になってしまった時、
相手や周囲の失敗を責めてしまうことがあります。
例えば審判が、自分の攻撃を有効にしてくれなかった(主観)。
相手の反則をとってくれなかった(主観)。…等々。
対戦者は競争相手であると同時に、共に手を組むべき仲間と考えるようにしましょう。
対戦相手、審判、会場がなければ試合は出来ないのですから。
勝った時は感謝するけれど、負けた時には不満を言う。
試合の結果を、対戦相手や審判のせいにすることは、
物事の一面しか見なていない心の狭さであり、
思いやりがないことは勿論、結果を他人や環境、運に任せていることにもなります。
体験をもとに問題と向き合い、誰のせいにするでもなく、
自分の行いのどこがいけなかったかを考えること。
そのような態度が習慣化されていれば、勝ち負けに関係なく、何かを学ぶことが出来ます。
● 参考…女の武士道/石川真理子
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。