指導員会議

●存在意義のある道場づくりを
8月23日(日)南方道場において後期指導員会議(稽古)が開かれ、理念と方向性、新たな取り組みについての話が為されました。会議は、道場の理念と方向性、上半期の活動報告と後期の活動予定、稽古指導について約2時間に亘り行われました。「人間形成」と「人間教育」を理念とし、具体的な5つの教義を柱に活動していくことを指導員一同、改めて確認しました。議題の中心は新たな活動の一環として発足した「護身委員会」についてでした。つい先日起こった大阪高槻市での中学生殺害事件をはじめ、昨年の倉敷女児の連れ去り事件など…。現代社会はネットを使った犯罪やトラブル、女性や子供を狙った悪質な犯罪が後を絶ちません。こういった事件を目の当たりにすると、いつ平穏な生活が脅かされるか分からない恐怖と危機感を感じる時代になってきました。そんな社会情勢を鑑みて「空手の技を教えるだけではなく、会員の安全を守ることも道場の大切な役割ではないか。幸い道場には現役警察官や警察OBの方も多く在籍しており、そういった方と情報交換を図りながら、身近なトラブルに対処できれば」と発足に至りました。

●道場生の安心のために護身委員会発足!
●率先垂範を心に刻んで…指導の基本を再確認
会議後に行われた指導員稽古では「極真カラテの稽古には伝統稽古と組手稽古がありますが、今何をしているのか、何を身に付ける為の稽古なのか全体像を生徒が理解できるように心掛けて下さい」との話があり、一道場生に戻って指導を仰ぎました。中でも最も多くの時間を割いて強調されたのは構えについてでした。「構えが出来ていないと、攻撃も受けも全てのバランスが崩れてしまいます。指導する際には、その点に充分気を配って下さい」との言葉通り、構えによって動きに大きな違いが出ることを実感した様子でした。
指導員一同、生徒に正確に伝えられるようにと最後まで真剣な表

情で取り組んでいました。
年に2回の指導員稽古は、指導員にとって指導する立場から指導される側という初心に戻れる貴重な機会となっています。
今回学んだことを各道場へ持ち帰り、より良い稽古指導が出来るよう指導員一同、率先垂範(自ら範を示す)を心に誓いました。