メール配信(2016.05.09)

会員、保護者の皆様、いつも有り難うございます。
道場生の中で稽古は一生懸命するけれど授業で居眠りしてる…
という生徒が(何名か)いる…という事を聞いたので以下のお話を、ご紹介します。
熊本県の天草東高校をはじめ6校の校長を歴任し
次々と教育現場の改革を図ってき校長先生の言葉です。
●引用開始・・・・
私が考える教育の目的は親に感謝し大切にする…です。
学生の多くは今まで自分の力で生きてきたと思っている。
親が苦労して育ててくれたことを知らないんです。
このことを教えるのに一番ふさわしい機会として卒業式の日を選びました。
式の後、三年生と保護者を集めて最後の授業をします。
保護者を席に座らせ生徒をその横に正座させます。
目を瞑らせてから話をします。
いままで、親にいろんなことをしてもらったり心配をかけただろう。
交通事故に遭って入院した者もいれば
喧嘩をしたり、お母さんの弁当に文句を言った者もおる
そういう話をしているうちに涙を流す者が出てきます。
おまえたちを高校へ行かせるために一所懸命働いて
その金ばたくさん使いなさったぞ。
そういうことを考えたことがあったか?
そして…
心の底から親に迷惑を掛けた苦労を掛けたと思う者は
いま、隣におられお父さん、お母さんのその手ば握ってみろ…
と言うわけです。
すると一人、二人と繋いでいって最後には全員が手を繋ぐ。
それを確認した上でこう声を張り上げます。
その手がねぇ!十八年間おまえたちを育ててきた手だ。
分かるか。
親の手をこれまで握ったことがあったか?
おまえたちが生まれた頃は柔らかい手をしておられた。
いま、ゴツゴツとした手をしておられるのは
おまえたちを育てるために苦労してこられたからたい。
それを忘れるな!
その上でさらに十八年間振り返って
親に本当にすまんかった心から感謝すると思う者は
いま一度強く手を握れ…と言うと、あちこちから嗚咽が聞こえてくる。
私は…よし、目を開けろ。分かったや?
私が教えたかったのはここたい。
親に感謝、親を大切にする授業終わり。
と言って部屋を出ていく。
振り返ると親と子が抱き合って涙を流しているんです。
●引用終了…
昨日は母の日でした。
人は生きていくうえで、多くの人に支えられていることを
忘れないようにしたいものです。
●イベント日程
5月15日(日)限定審査会
5月16日(月)~少年部演武会
6月12日(日)岡山県大会



今週は論語の素読がありますので一言用紙はお休みされていだきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。