前期指導員会議・講習会



理念をもとに活動
1月29日(日)南方道場において前期指導員会議・指導員講習会が行われました。
「理念とは進むべき考え方、方向性を言葉に表したものです。当道場の理念は言うまでもなく、人間形成と人間教育です」との中川会長の言葉があり、改めて理念についての話が為されました。
「鍛える・磨く・護る」のコンセプトのもと2017年は「心をひとつに一致団結」をスローガンに活動していくことが示されました。
これは、指導員、有段者は勿論のこと、道場生一人一人が理念を真に理解し、一致団結することで信頼と絆が深まり大きな成果が生まれるということです。
リーダーの心構え
会議の中で『武道家の心構え』についての話がありました。これは指導者(リーダー)の心構えでもあります。
指導者自らが先頭に立ち、全ての責任は自分が負うという強い信念と覚悟、使命感が大切であるという話に一同表情を引き締めました。
各運営部からの報告では活発に意見交換がされ、今年一年の方向性を確認しました。
―武道家の心構えとは―
例えば十対一で戦う場合、一人を相手に十人は真剣に戦いません。命懸けではないのです。
しかし、十人を相手にする一人は違います。その者は命懸けです。自分の代わりに戦う者がいないからです。
十人は心構えの時点で、すでに負けているのです。心構えが違っているのです。
不利有利ではなく自分の意志で自分の力で戦うことができる者が勝つのです。
人の心とはそういうものです。それを知っている者が真の武道家となりうるのです。
基本姿勢/体幹バランス/正確な技と動作
指導員講習会では、片山指導員、黒石指導員の実演を基に伝統技の指導における着目点を学びました。
① 基本姿勢
② 体幹バランス
③ 正確な技と動作
この三点に着目することで目に見えて動きが変わっていくのを目の当たりにした指導員一同は基本の大切さを実感したようでした。
日頃指導を受けることのない指導員にとって、初心に戻り指導を仰ぐ貴重な機会であり、新たな発見の場ともなっています。
本日学んだことを持ち帰り今後の稽古指導に活かすと共に自らが実践してくことを心に誓い長時間にわたる会議・講習会を終えました。
三名に黒帯と昇段状
会議後に昨年11月の有段者昇段審査で昇段を果たした小山、野崎、太田の三名に黒帯と昇段状が授与されました。
「生涯空手道と関わっていきたい(小山)」
「理念を胸に体の動く限り稽古に励みたい(野崎)」
「段位に恥じないよう更に自分を高めていく(太田)」
とそれぞれが決意を述べました。