競技カラテ
競技カラテ

目標に向かって無限の可能性を発揮します。
昇級昇段を目指すだけでなく、県内外の大会 を目指して心身を鍛え、技を磨いて自分の可能性にチャレンジします。
また、「試合で勝ちたい、もっと強くなりたい」など、会員が自分の持てる力を発揮できるよう指導します。
競技(組手)試合の意義
競技試合とは、勝敗や痛みに対するプレッシャーを感じる場面で相手(本当は自分)に勝つという目標に向かって行われるものです。
競技試合の良い点は、勝負における集中力や胆力の養成と目標に向かって努力するための積極的な努力や忍耐力を養うことができることです。
試合に出場するからには勝ちたいと思うのは当然ですが、実力を発揮するためにはメンタル面の強さが必要です。
武道では四戒という言葉で注意を促しています。それは…
●驚(きょう)
予期しないことに驚くこと。視野の狭さが原因です。
万全の準備をし、最悪の場合も覚悟します。
●懼(く)
恐怖に飲み込まれてしまうと力を発揮できなくなります。
対象を研究し、少しずつ立ち向かっていくことです。
●疑(ぎ)
自分の技術や体力、戦い方を信じられない状態。
普段の生活態度や稽古姿勢が表れます。心配はやめ結果が出るまでやりぬくことです。
●惑(わく)
どうしようかと、あれこれ迷っている状態。
目標をはっきりさせます。やるべきことがきまっていたら迷うこともありません。
…などです。
実は、これらの心理状態にならないように研究し訓練するよりも、
この「驚く」「恐れる」「疑う」「迷う」という体験をすればするほど、様々な場面で(冷静に落ち着いて的確に)対処できるようになります。
恐怖心は対象に慣れていないから起こる現象だからです。つまり平常心、不動心という境地に到達する手段として、緊張する場面を数多く体験することは理にかなっているということなです。
但し、日常生活に必要な正義感、寛大さ、温厚、公正、謙譲、沈着、優しさ等は…競技試合(自分の稽古)をしていれば養われるというものではありません。
これらの徳目は様々な人間関係の中で会得するべきものといえます。


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