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新年のご挨拶

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Byblacksabbath1104

■2018年賀葉書2-12

 会員並び関係者の皆様方には新春を爽やかにお迎えのこととお慶び申しあげます。
 さて、今年の干支は戌(いぬ)です。「実りの季節が過ぎ、刈り取った物をまとめる時期」として一般的には、停滞の年といわれているようですが、私はこれまでのことを振り返りながら知識や能力を蓄える「準備の年」というイメージを思い浮べました。
 あらゆるスポーツや勉強では始めた頃は、新しいこと習うだけで楽しく、習得も早いものですが、しばらくすると、上達が止まっているように感じる時が来るものです。これをプラトー(停滞期)といいます。プラトーは誰にでも訪れるものですが、ただ我慢すれば良いといものではありません。それまでの行動を見つめ直す機会にもなるからです。
 空手でも伸び悩んだ時、今までしたことのないトレーニング等で身体を刺激すると、感覚が鍛えられ、動作の精度が少しづつ高まっていきます。その体験が組み合わさり、上達を感じる時が訪れます。
 道場の稽古指導に於いても、ただ漠然と同じことを繰り返すのではなく、創意工夫していくこと。なによりも私達指導者が率先して、武道人としての稽古は勿論、人として自分自身を高めていくことが大切だと思います。
 そして「
自分の身を守りたい」「いつまでも健康でいたい」「自分の可能性を追求したい」「礼儀作法を身に付けたい」といった様々な目的をもって稽古に励む皆さんにとって、道場での稽古やイベントが励みとなるような運営指導を行って参ります。
最後に、本年が会員の皆さんにとって更なる成長のために実力を蓄えていく、そのような素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

代表師範 藤島清彦


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