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私と空手道

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Byblacksabbath1104


私と空手道

10月14日(日)に行われた「有段者審査会」今回の弐段位受審の小論文のテーマは「私と空手道」でした。自分の人生に空手道がどう関わってきたのか、そしてこれからどう取り組んでいくのか。今回の受審者の小論文を紹介します。
  
小松原 誠二(弐段)
小松原1_convert_20181118125438  私が入会して、約20年が経ちました。道場ではたくさんの思い出があります。その中で1度だけ挫折し、退会を考えたことがあります。同学年の仲間が次々に昇段を果たす中、不器用な私は中々型を習得することが出来ず昇段を諦めていました。先生方の親身なご指導、先輩や道場の仲間の応援が力になり、無事に昇段する事が出来ました。道場には、いつもやる気を引き出し、正しい方向に導いてくれる先生や、応援してくれる仲間がいます。人との繋がりがあるからこそ「感謝の心」が芽生え、精神的にも満たされ、前向きな気持ちになることが出来ると考えます。

小松原2_convert_20181118125501 現代の社会は、人との繋がりが希薄になっているとよく耳にします。このような時代だからこそ、人と人とが繋がることが出来る道場の存在は、とても重要であると思います。

 高校生になり、少年部の補助指導をさせて頂くようになりました。しかし、私はどのように教えればよいのか、どうすれば伝わるのか分からず上手く教えることが出来ませんでした。母に相談すると、「保護者の方も子供に色々な思いを持って入会させていると思う。指導をするなら責任を持ってしないといけない」と言われました。子供達が一生懸命取り組んでいる姿、その成長を喜ぶ保護者の姿を目の当たりにした時に、責任を持つことの大切さに気が付きました。

  自分の考えが変化すると行動も変わり、生徒や保護者から相談を受け、アドバイスをすることが増えてきました。指導していた子が、「あの時、僕を助けてくれてありがとう」と言ってくれ、保護者の方からも感謝の言葉を頂きました。「自分でも、子どもや保護者の力になれた」と感じ、「たくさんの人の心の支えになりたい」という夢を抱くようになりました。

小松原3_convert_20181118125514 指導を手伝うようになり、道場では徳育教育を通し、道徳心を養う等の人間的な成長が大切だと強く感じるようになりました。私自身、かっこよく見せたいと、髪型や服装が乱れがちになった時期がありました。その際に、一つの論語と出会いました。「子日く巧言令色鮮し仁」です。自分をよく見せようと顔色や身振りを繕ったりする人は、正直で人を思いやる心が少ないという意味です。私の行いを振り返ると、子供たちの成長よりも自分の評価を気にしていたように思います。

 私は、実生活の中で何か重要な判断をする際に、少年部道徳訓や心の方程式を意識して行動しています。就職を考える際に「安定」か「夢」のどちらを選ぶかとても悩みました。「今までたくさんの人に支えられ成長してきた為、今度は私がたくさんの人を支えたい」と考え、夢を選択しました。
 私は現在、様々な事情で施設に入所している子供達の生活を支援しています。子供の感情を表面上の感情でなく、内面的かつ本質的な視点から捉え、子供一人ひとりに応じた支援を行っています。中々成果は出ませんが、地道に伝え続け、どこかで子供達に人としての成長を感じ、喜んでもらえたらと願っています。

 今後の空手との向き合い方について考えてみます。道場の理念には「心を磨き人格を高め人としての正しい心のあり方と生き方を求めると同時に自らの無限の可能性を追求し人と社会の為に生きることの出来る高い人間性を養うこと」とあります。私は、今まで多くの人に支えられ成長してきました。これからは、私がたくさんの人を支え、正しい方向に導き、道場生の良きお手本となれるように取り組んでいきたいと思います。そして「武道」と「徳育」に精進し、学びを深めて、地域社会に役立ていく事が重要です。

 私は、空手と出会っていなければ、このような人生は歩んでいないと思います。小学生時代から道徳心を育めるような環境が身近にあった事、素敵な出会いをさせてくれた両親、ご指導してくれている中川会長、藤島師範を始め諸先生方、共に稽古に励み応援してくれる道場の仲間には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを忘れず、これからも日々精進し、たくさんの人の心の支えになれるよう努力していきます。

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