真心が大事
真心が大事
人の本心はどんなに外見を取り繕っても表情や言動に表れるものです。イエローハットの創業者・鍵山秀三郎さんは創業時から現在に至るまで毎日欠かさずトイレ掃除をしているそうです。
当初は誰にも理解されなかったという鍵山さん。
社員に命じることもなく、一人黙々と続けるうちに周囲が変わったといいます。
鍵山さんの真心が周囲に伝わったのです。
とくいく「論語」十三
◇為政第二‐十
子曰く、其の以す所を視、
其の由る所を観、
其の安ずる所を察すれば、
人焉んぞ廋さんや、
人焉んぞ廋さんや。
その人の人柄を知るには、まずその人の行ないを視る。
次にどんな理由でしているのか。
そして、その行いを自ら進んで行っているかを察することです。
どんなに取り繕っても本心は決して隠すことは出来ないという意味です。
みなさんの周りにも自分が得をするからとか、
人によく思われたいからといって人に親切にしたりしている人はいませんか。
掃除で世界を変えたイエローハット創業者
鍵山秀三郎さん
(かぎやま ひでさぶろう、1933年8月18日 - )

テレビのCMでよく見る自動車用品販売会社のイエローハット。創業者の鍵山秀三郎さんは掃除でイエローハットを一部上場企業にまで押し上げたことでも知られています。
1961年の創業以来一日も欠かさず率先して社内ののトイレ掃除をしているという鍵山さん。
きっかけは、創業当時、高度成長期の真っ只中で金さえ稼げればいい、今さえよければいい、自分さえよければいいといった風潮が世間に広がり始め、社員の心もすさみきっていると感じ、まずは職場環境を綺麗にすることだと考えたからだそうです。
乱れた環境の中では決して良い仕事は出来ない、まずは自分が率先して環境を綺麗にしてから社員に伝えていこうと思ったそうです。
それは社内に留まらず取引先にまで及びました。当時の自動車用品販売店は環境が劣悪で、お客さんの質も良くなかった中、自分たちの商品を綺麗な環境で販売してもらいたいという思いから、取引先の掃除まで徹底したという鍵山さん。当時は「そんなことをしても無駄だ。余計なことをするな」と非難されたり、自社の社員からも「うちの社長は掃除しか出来ない」と揶揄されたそうです。

一人一人と協力するものが現れ、環境が綺麗になっていくのと比例するように業績も伸びていきました。
取引先からの信用も得られました。通常、商品を収める際には商品と伝票に記載されている数は合っているのかをお客さんがチェックするものですが、ノーチェックで受け取ってもらっているそうです。これは信頼関係がなければ決して出来ないことです。
強い信念と周囲を思いやる真心が信用と信頼を勝ち取ったのです。
真心は人に伝わる
人を思いやる真心がなければ、鍵山さんの行動はきっと周囲の人には響かなかったことでしょう。
私たちの日常生活の中で、思い通りにならないことは数多くあります。 そんな時、思い通りに
強い信念と周囲を思いやる真心が信用と信頼を勝ち取ったのです。
真心は人に伝わる
人を思いやる真心がなければ、鍵山さんの行動はきっと周囲の人には響かなかったことでしょう。
私たちの日常生活の中で、思い通りにならないことは数多くあります。 そんな時、思い通りに
ならないからと諦めたり、周りに責任転嫁をすることはないでしょうか。
人に良く思われたいとか、自分が得するから、自分が楽をしたいからといった理由での行動は決して長続きしません。また、嘘や誤魔化しは周囲の人には自然に伝わるものです。
私たちの言動には必ず理由があります。何の為にそれをするのか。それをすることによって周囲にどんな影響を及ぼすのか。それは善いことなのか悪い
人に良く思われたいとか、自分が得するから、自分が楽をしたいからといった理由での行動は決して長続きしません。また、嘘や誤魔化しは周囲の人には自然に伝わるものです。

ことなのか。本心からのことなのか。
今一度、自分の心に問いかけること。そして、常に正直な心、思いやりの心、感謝の心を持って生活することが何よりも大切なことです。
今一度、自分の心に問いかけること。そして、常に正直な心、思いやりの心、感謝の心を持って生活することが何よりも大切なことです。