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2012年02月06日

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Byblacksabbath1104

定期通信

会員・保護者の皆様、いつもありがとうございます。

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少年部の組手稽古で

先輩が体の小さな後輩を泣かせることが時々あります。

一度なら、気を付けないさいですませますが…

二度目、三度目ともなると

無条件で大激怒…

大体の言い訳は…「自分は軽くやった」

というものです。

この「自分は」というのが問題です

一生懸命稽古しているのですが…

相手の体格や性格、表情や態度を

見ていないのです。

武道の運動体系における教育的な意義は

自分の「心」と「身体」を鍛えること

そして

相手との「心」と「身体」の

コミュニケーションではないかと思います。

つまり、自分と他人を理解すること

ではないかということです。

組手稽古では

一方的に主張(攻撃)するのではなく

相手の攻撃を一旦(防御)受け入れて

相手のレベルに応じた技を交換する。…

そんな、組手を理想にして指導しています。

成長には段階がありますから焦らずに

コツコツ積み重ねていきたいと思います。



●イベント日程

2月12日(日) 限定審査会(野田道場)

2月26日(日) 昇段講習会(野田道場)

3月18日(日) 春季交流試合(岡山県体育館・サブアリーナ)



●今週の一言(84)

自分に見えることだけを

他人に押し付けない

相手の心も考えられる人になろう



●解説

教育のスタイルには大きく分けて

「主観型」と「客観型」というものがあります。

「主観型」は「何々をしたダメ」「何々をしないさい」

というように子供を叱るのに対し、

「客観型」は「何々をしたらどうなるかな?」

「何々をしたら相手はどう思うかな?」

と考えさせ、諭すのだと言います。

日本の伝統的な礼儀作法の心得は、

相手の心情を察することですが、

最近は形式だけになってしまいがちです。

まずは形から入ることは大切なことですが、

そこに意味を感じるよう促す必要があります。

意味を理解した上の行動であれば、

同じ過ちは繰り返すことはなくなるでしよう。

挨拶が出来ない人は、

挨拶の大切さを理解していないだけと言えます。

相手の心情を察するということができなくても、

人間は生きていけるので割と妥協しがちです。

そんな時、

自分の態度を他人の目から見ることが出来るようになれば、

他人に対する言動も自然に変わっていくものではないでしょうか。


●徳育のすすめ/宮腰明


最後まで、読んでいただき有難うございます。
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