昇段講習会
2016年 昇段講習会
●日時：2月14日（日） ●場所：岡山武道館（剣道場）
茶帯以上の上級者を対象に昇段講習会が行われました。テーマは昇段するために必要な考え方、技術、稽古の仕方等です。内容は1時間の講義と3時間（休憩あり）の実技稽古です。伝統型では立方や姿勢、組手技では構えなど、自分では出来ていると思ってている生徒も、意外にくずれているものです。上達の秘訣は講義でもお話した通り、失敗の自覚です。今回の体験をもとに稽古積んで、皆が昇段して欲しいと思います。
追記（配布資料より抜粋）
●戦略と戦術の基礎知識
戦略とは、何を目指すのかを決め。そのために何をして、何をしないのかを決めることです。つまり『目的や目標』をはっきりさせてから、分析し行動することをいいます。
競技試合であれば勝利という『目標』のために自分の長所(得意技)を活かしながら、相手のウィークポイントを探し、どんな戦い方をすればよいか、分析し行動します。
組手試合でいう戦術を簡単に表現すれば…規定の時間内で、相手に打たれないように打ち、倒す。または、相手のスタミナを奪い、あきらめさせるためには、どうするか…ということになります。
競技では、戦略のセオリー(定石)があります。多くの選手はこのセオリーに従って試合をしていきます。格闘競技であれば、相手の弱点を攻めることは当たり前ですが、トーナメント戦などでは、勝ちあがる度に対戦相手も強くなっていきます。相手の弱点を攻める戦い方をしようにも、弱点が少ない選手と対戦することになりますから、相手の弱点を狙って勝つ程度の戦い方では対応できなくなり、優勝まではとても到達できないのです。結局は自分の、技術、体力、精神力、作戦の４要素をバランスよく向上させることが大切になってきます。
