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アメリカからの留学生

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Byblacksabbath1104


アメリカからの留学生ジニア

DSC_0056_(3)_convert_20180731144239.jpg ●アメリカからの留学生ジニヤ
国際ロータリークラブの交換留学生としてアメリカから来日したジニヤ。日本の文化を学びたいということで当道場に入会。同時期に来日した仲間が全てリタイヤする中、一年間の留学期間を終え、帰国することになりました。日本に来た証を残したいとの思いで伝統型を熱心に稽古し、国際ロータリークラブで行われたお別れ会で見事な演武を披露しました。

●交換留学生として来日
国際ロータリークラブの活動の一環で青少年交換留学生として昨年の8月にアメリカより来日したジニヤ・エリクソンさん(高校2年生)倉敷市内の清心高校に通いながら「日本の文化を学びたい」「護身技を身に付けたい」「型を一つ習得したい」とのことで当道場に入会したのが今年の2月のこと。
6月末のお別れ会で型を披露したいという強い意志から4カ月間、限られた時間の中で猛稽古を積み重ねました。全くの初心者で馴れない動作に悪戦苦闘しながらも終始明るく前向きな姿勢で真剣に稽古に取り組んでいました。
稽古には高島道場と南方道場に参加。言葉の壁がありながら、相手の思いを汲み取ろうとしている真摯な姿に心を打たれ、中川会長と藤島代表の計らいでジニヤに特別昇級を認めオレンジ帯が授与されました。
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●『慈仁弥』とは
昇級審査を受審しての色帯取得を望んでいましたが、帰国まで時間が差し迫り、叶わぬ夢と半ば諦めていた中での思わぬサプライズに大喜びのジニヤ。更に帯には中川会長が名付けた日本名『慈仁弥』の刺繍が施されていました。
アメリカに帰国してからも日本で学んだ「慈…慈しむ心」「仁…正直で思いやりの心」を自分の周りの人に広めてもらいたい(弥)との願いが込められています。
ジニヤの型指導をした青木雅代(初段・南方)がジニヤとのやり取りで印象に残った言葉が二つあると話してくれました。一つ目は「厳しくされるのは大丈夫。自分が良くなるためだから」二つ目は「日本での生活はどう?」と問いかけた際、「大変なことが沢山あったけど人的(ひとてき)にすごく成長したと思います。大人に近づいたと思います」と笑顔で答えてくれたそうです。
知人もいない異国の地で、ひた向きに日本の文化や生活を学ぼうとする姿は道場生にも良い感化を与え、努力することの大切さ、正しい前向きな生き方を教えてくれました。
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●日本での集大成を披露
お別れ会での演武は二回に亘り行われました。一回目は6月16日(土)倉敷アイビースクエア。二回目は6月27日(水)岡山アークホテル。急な呼びかけに応えてくれた子どもたち。初めて味わう雰囲気にやや気おくれした様子でしたが、いざ演武が始まると堂々とした姿を見せてくれました。

当のジニヤは安三の型。そして世界平和を願って『差別』『戦争』と書かれた板を突きと前蹴りで見事に粉砕。稽古の成果を存分に見せてくれました。
学校や送迎の関係で型の稽古に取り組んだのは正味二ヶ月程で、不安を抱えたまま臨んだ倉敷での演武ではチョットしたミスが出ましたが、岡山での演武では見事に修正。出番ギリギリまでリハーサルを繰り返して臨んだ最後の演武では「上手な型がしたい」という思いが全て凝縮されたような、その溢れんばかりの高い精神性に会場は魅了されました。
私たちに素晴らしい宝物を残してくれたジニヤ。この縁に感謝すると共に、帰国後の益々の活躍とまた再会できる日を楽しみにしています。
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素晴らしい演武を見せてくれた子どもたち。忙しい中、送迎して頂いた保護者の皆さん。本当にありがとうございました。ジニヤとのふれあいは子どもたちにとっても貴重な体験となることと思います。…事務局より
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